晩秋のサクラの花 [季節の話題]

「秋桜」と書いて何と読むでしょうか。
昭和52年、さだまさしが山口百恵に提供した楽曲のタイトルに使われたので、
中年世代は「コスモス」と読むことができます。

しかし実際に、秋から冬にかけて花をつけるサクラがあります。
緑生研究所が所在する調布市には、東京都神代植物公園があります。
ここには名花ジンダイアケボノ(神代曙)をはじめ、多くのサクラの品種が植えられており、
秋から冬にかけて花をつける品種も並んで植えられています。
その名もずばりジュウガツザクラ(十月桜)、フユザクラ(冬桜)、
そしてコブクザクラ(子福桜)の3品種です。

このところ好天が続いているので、先日ちょっと覗きに行ってきました。
フユザクラは、あまり花付きがよくありませんでしたが、
淡いピンクを帯びたジュウガツザクラと、小さな八重咲きのコブクザクラは結構花をつけていました。
ジュウガツザクラs.jpg
 ジュウガツザクラ

コブクザクラs.jpg
 コブクザクラ

春霞の空ではなく、澄んだこの季節の空の下に咲くサクラの花は、
ちょっと寂しげではありますが、凛とした風情が好きです。

また神代植物公園では、11月23日まで菊花大会を開催中です。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
盆栽仕立てや懸崖仕立ての菊も見事ですが、
江戸菊、嵯峨菊、丁子菊など、普段なかなかお目にかかれない古典菊は一見の価値があります。
菊花大会s.jpg
 菊花大会
丁子菊s.jpg
 丁子菊

サクラもキクも、こうした園芸品種を産み出し、管理・維持してきた技術というのは、
生物多様性の保全が注目される現在、評価され活用されていくべきものでしょう。


緑生研究所の詳細はコチラ
http://www.ryokusei-ri.co.jp/

担当:田中

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